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はじめに
ChatGPTとは
「ChatGPTって、また流行りAIチャットボットでしょ?」と思われるかもしれないが、それは間違うようだ。ChatGPTはOpenAIが開発した、自然な会話ができるAIチャットアプリケーションである。まるで人間を相手にやりとりしているような自然な会話が可能である。
・利用は完全無料(2023年1月1日時点)
・これまでの会話内容を引き継いで反応
・スマホでも動く
利用者が非常に多くなり無料プランは時間帯によっては、レスポンスが遅いことが増えてきた。他のAIチャットも必要に応じて使うのもおすすめ。
ChatGPTはあなたの人生に関わること、例えば仕事、家事、勉強、恋愛、趣味などを多くの領域で役立つことは間違いない。今回は専門的な技術についてはあえてふれずに、日本語を使ってかんたんに活用する方法をまとめている。ChatGPTを使うときっとあなたも、新しい体験ができるはず。
こちらの記事もぜひ参考にしてください。
ChatGPTのはじめかた
最短15秒ではじめることができる。
①OpenAIのアカウント作成
こちらのページの「Sign up」ボタンを押して、アカウントを作成
②アカウント認証してホーム画面を開く
「ChatGPT」とのコミュニケーションの型
ChatGPTはまるで人間を相手にやりとりしているような自然な会話ができる。ChatGPTを実際に使い始める前に、ChatGPTがどんなことが得意なのか理解しておきたい。
そこで、私たちは「ChatGPT」を人として捉えたときに、人同士のコミュニケーションを大きく4つのDに分類できると考える。
「ChatGPT」はこれまで話してきた内容を考慮しながら対話する「Dialog」に特に優れている。
今まであれば、単純な質問に答えたり、手元にある情報を整理・分析することが一般的であったが、それに加えて手元にある情報と我々の課題や要望をもとに新しく創造したり、企てることができるのである。このようにOperative(作業的、実務的)なことだけでなく、Creative(創造的)なこともできるのが特徴である。
人は過去の知識や経験、そしてその時の環境、気持ちを整理して新しい決定をすると考えるとこのDialog×Operative&Creative 領域は、極めて人間的な活動といえる。
この記事では難しいことはさておき、まずはチャットをするだけで生活に役立つことを実感してもらえたら嬉しい限りである。
まずは以下の赤く囲った内容を中心に、やり方を解説していく。
具体的なChatGPTの活用方法(Prompt テンプレート付き)
かんたんな質問
まずはChatGPTにかんたんな質問をしてみよう。
この自分が書き込む言葉や文章をプロンプトと呼ぶ。
例えば、「ChatGPTとは何ですか?」というプロンプトを投げると
専門的な言葉の解説が難しいときには、「誰に対して話してもらうのか」を設定することもできる。
”XXX”は自由で、「東北に住む80歳のおばあちゃん」でも大丈夫です。
仕事にも使える!難しい質問
口コミ検索
ChatGPTはある時点でのSNS上のコメントも学習しているらしく、特定の場所の口コミを調べることができる。プライベートで活用することはもちろん、カスターマーインサイトを探るお仕事にもうってつけだ。
マーケットサイズの調査
新規事業立案やコンサルの方が特定のマーケットサイズを様々な角度から調査してまとめることがあるのではないか。(学習データが数年前のものが多いので今後に期待)
性質・特徴の分類
「これらの事例をいい感じに分類しておいてくれないか?」。そんなことを言われたことは社会人ならあるのではないか。
私がもしもゲーム業界の新人だとしたら….
条件を加えてX,Y軸の一方を固定することもできるので、興味があるかたはやってみてほしい。
翻訳
ChatGPTは多言語対応しているほか、文脈を理解した上で翻訳してくれる。Google翻訳やDeepL Proを使うときもあるが、個人的にはChatGPTが
だんぜん自然に感じる。
スティーブジョブがStanford大学で公演したスピーチをそれぞれで翻訳して比較してみよう。
‘You’ve got to find what you love,’ Jobs says
ChatGPT
DeepL
ChatGPT強し。ぜひ、試してみてはいかがであろうか。
メンタルモデルの調査
「メンタルモデル」とは、誰もが無自覚に持っている「自分は/世界はこういうものだ」という人生全般の行動の起点になっている信念・思い込みである。メンタルモデルを理解することはあらゆる企画、サービス設計に非常に重要である。ChatGPTは一般知を得たときにも向いている。
SEO対策
SEOに関しては私は知見がすくないのですが、簡単にはじめたい人はこちらのエクステンションをインストールすることをおすすめします!
これはChatGPT上にSEO対策をするための、テンプレート文が表示され
クリックして文字をカスタマイズするだけで使うことができます。
テンプレートは英語ですが、その英文の上に「以下の英文を日本語訳してください」と打ってChatGPTに聞くと意味がすぐにわかります!
占い
なんと、ChatGPTに占ってもらうことが可能だ。
世界中の占いの知恵が集結しているので、どんな占いができるのかまずは聞いてみる。
今回は「占星術」を選択肢、ダミーで情報を入れてみる。
占い結果が薄くなったのでもっと詳しく占ってもらうために対話。
わけのわからない目標と悩みを入力してみる。
無事、占われました。
我が子の将来を思いやった名付け
お子さんが生まれる前に名前を何にしようかと悩まれる方も多いのではないか。先日、友人から「子供の名前を”らいか”にしようと思っているのだが、外国に行ったときに変じゃない、恥ずかしくないか心配で…」という悩みを聞いた。なるほどグローバル時代。その時は、ChatGPTに聞いてみよう。
まずは英語に絞って洗い出しを行う。
名前は大切なのでとても慎重にチェック。
次に他の主要な言語でもネガティブな言葉が引っかからないか調査。
英語の漏れを意味する「leak」はたしかに少し可能性はあるが、原虫を意味する「lice」はよほど発音が悪くなければ誤解される心配はなさそうだ。
画面レイアウトの作成
なんと画面レイアウトも「アスキーアート」を使って表現してもらうことが可能だ。文字でビジュアライズするアスキーアートの力に感謝です。
プログラミング
実は、ChatGPT上でJavascriptやPythonを実行することができる。
この技を使うと外部APIも利用することができるので、プログラミングに明るいかたは深める価値がありそうだ。アプリケーションのデバッグや検証も可能になる。
今回はJavascript実行方法を掲載する。
みんな大好き円周率を取得してみる
親切なことに右上にCopy codeまでついている。
最初に私はChatGPTにかなり無茶苦茶なお願いをしたことに気づいただろうか。
人間的な会話をしているのにも関わらず、私はjavascriptのコンソールのように振る舞ってほしいとお願いしているのだ。
実はこの手の魔法のおまじない(無茶振りかも)を使いこなすことができると、ChatGPT熟練度がぐっと上がる。
次に魔法のおまじないを解説しよう。
必見!スキルや特性を持たせよう
ChatGPTには実は、いくつか魔法のおまじない(Magic Prompt)がある。
そして、その中でも今回は汎用性が高いおまじないを紹介する。
欲しい能力や特性を対話しているChatGPTに付与することができるのだ。
これを使いこなすことができると、ChatGPT熟練度がぐっと上がる。
なぜこれが有効なのかというと、人間らしい活動を求めるときに、「私は人間ではなく人工知能だから無理」という返答を避けることができるからだ。
以前のChatGPTのバーションでは、例えばインタビューの練習をしようとしても難しかった。それは、インタビューは人に対して実施させれる営みだからだ。現在のバージョンでは大きく改善され、ChatGPTができるだけサポートしてくれようとする。
ただ、上記の魔法のおまじないは依然として力を発揮することが多い。
カスタマーサポート担当として振る舞ってもらいましょう。
ChatGPT:携帯通信キャリアのカスタマーサポート担当
私:やっかいな顧客
それではGO
やっかいな顧客を演じてみる。
協働で解決していくというスタンスが素晴らしい。やっかいな顧客が少し丸くなってしまうほどだ。
この魔法のおまじないを使えば他にも
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英語の先生
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盗作チェッカー
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面接官
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旅行ガイド
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あらゆるキャラクターになりきる
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スポーツ実況解説者
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小説家
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ヒップホップラッパー
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UIデザイナー
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ウェブデザインコンサルタント
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キャリアカウンセラー
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メンタルヘルスアドバイザー
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アーティスト・アドバイザー
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ソフトウェア品質保証テスター
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ジャーナリスト
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バーチャルドクター
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法律顧問
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タイムトラベルのガイド
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….
あげだすときりが無いが、無限の可能性を秘めている。
先程カスタマーサポートをお願いするときにいくつか条件をインプットした。条件によってさらにスキルや特性が変わってくるので、act as/role pley の魔法についてはこちらの記事で詳しく説明している。
まとめ
ChatGPTは人間と会話をするような自然なもので、自分の生活に役立ちそうなことが実感できたら嬉しい。ちなみにこの記事のカバー画像と記事内容もChatGPTと一緒に考えた。
この先、ChatGPTのバージョンアップがあるのではと騒がれており、さらなる躍進が止まらないだろう。
近々、ChatGPTを使ってよりCreativeな領域である記事内容・Twitter投稿内容やコンテンツづくりの実践的なやり方をまとめたいと思う。